葉酸って神経管閉鎖障害のリスクを低減するの? 未選択 2015年07月30日 0 葉酸は水溶性ビタミンB群の仲間です。 妊娠初期の葉酸摂取不足で胎児が神経管閉鎖障害(NTD:neural tube defects)の 発症率が高くなることが分かりました。 厚生労働省は2000年に妊娠する女性に葉酸摂取に関する通達を出しました。 葉酸は細胞が分裂して増えるのに必要なDNA合成に関与しています。 ホモシステインというアミノ酸の一種がタンパク質の合成に必要な メチオニンという 必須アミノ酸に変換されるときに必要な物質です。 妊娠初期の胎児の細胞分裂は活発なので、この時期に葉酸が不足してしまうと 胎児の神経管閉鎖障害の発症率が高くなってしまいます。 この神経管閉鎖障害とはどういうものかと言いますと、 脊髄の神経管が癒合不全になってしまう先天異常の事です。 神経管閉鎖障害のうち脊髄に癒合不全が生じる二分脊髄が多いです。 日本では二分脊髄の発症率は1999~2003年の期間では 出生10,000対5.12だったのが 国際クリアリングハウスから報告されています。 欧米で過去に神経管閉鎖障害の発症率が高かったので、発症リスクを下げようと 葉酸の効果の研究がいろいろ行われました。 結果、受胎前後に十分な葉酸を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害の 発症リスクが 激減することが分かりました。 なので世界各国で妊娠希望する女性にサプリメントなど栄養補助食品で 葉酸を 摂取するよう通達が出されました。 結果、欧米では神経管閉鎖障害の発症率がどんどん減ってきています。 日本でも2000年からサプリメントで毎日1日400μgの葉酸を摂取するよう 通達が出されました。 欧米、日本で食事からだけの葉酸摂取でなく、サプリメントなどの栄養補助食品からも 摂取するように通達が出されたのには理由があるのです。 葉酸は、ほうれん草、大豆、レバーなどに多く含まれていて、 小腸で モノグルタミン酸として吸収されます。 食物中の葉酸の大部分はポリグルタミン酸型で、モノグルタミン酸として 消化吸収されるまでにいろんな影響を受け、生体利用率が50%以下と 推定されています。 他にも水溶性ビタミンであるので調理損失も受けやすいです。 でも、サプリメントなどの栄養補助食品や、葉酸添加食品なら 通常の食物の葉酸と違って、 生体利用率が高いです。 だからといって食物の葉酸に効果がない訳ではありません。 食事から葉酸を摂り神経管閉鎖障害のリスクが低減出来たという報告もあります。 でも、サプリメントと比べると食品中の葉酸は摂取した量の吸収率が 安定していなく、 神経管閉鎖障害のリスク低減ということじゃらみると 食物葉酸にプラスしてサプリメントからの葉酸も摂取するよう勧告されています。 ▼ 新妊活サプリのベジママ 全額返金保証付 ▼ 【公式】新妊活サプリメント『VEGEMAMA-ベジママ』 PR