葉酸のあれこれ

葉酸はビタミンM,B9,プテロイルグルタミン酸などど呼ばれていて、 水溶性ビタミンです。
体内でヌクレオチド類の生合成、アミノ酸の代謝、タンパク質の生合成、 ビタミン代謝に
働きかけています。

遺伝物質のDNA、RNAを構成している核酸の合成に必要な栄養素です。
赤血球の合成、アミノ酸(グリシン、セリン、メチオニン）の合成、
タンパク質の生成・促進作用があります。

皮膚の粘膜、口内粘膜を強くする効果もあります。
日本人の葉酸の摂取量は十分な量であると国民健康・栄養調査の結果が でてるので、
通常バランス良く食事していれば葉酸の摂取不足を 心配しなくて大丈夫です。



でも、妊娠する女性、妊娠中の女性は葉酸の必要量が普通の女性の2倍近いので
意識的に葉酸を摂ることが必要です。

妊娠1ヶ月前から5ヶ月くらいまでは葉酸を積極的に食物、葉酸サプリで 摂取した方が良いです。

葉酸は胎児の脳、神経などを作る栄養素の1つで、お腹の中で成長していく 過程で
需要量が高いです。

妊娠初期（2～4週間くらい）は胎児の成長で細胞の分裂がもっとも盛んな時期です。
この時期に葉酸が不足してしまうと、無脳症や神経管閉鎖障害などの 病気のリスクが
高くなるようです。

妊娠1ヶ月以上前から3ヶ月までの間は、葉酸をはじめバランスのよい食事を
摂るようにしましょう。
緑黄色野菜、大豆など日本食をメインにしましょう。

ファーストフードなどの普及で若い女性の食生活が欧米化しているので、
葉酸不足が問題になっています。
成人の葉酸の1日の推奨摂取量は240μg
妊婦さんは440μg
授乳時は340μg
妊娠した女性は400μgを赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを避けるために 摂りましょう。

摂取量は1日1，000μg超えないように気を付けましょう！




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